今回の記事では、マナブさん(@manabubannai)が公開しているWordPressテーマ manablog_copy(マナブログコピー) の子テーマを作る方法について書いていきたいと思います。
目次
カスタマイズを始める前に子テーマを作るのがオススメ
WordPressでは、親テーマ(マナブログコピー)のファイルを直接編集していると、カスタマイズした変更を残しながらアップデート内容を取り込むということが、とても大変になってしまいます。
メリットとしては次のようになると思います。
- どれだけ子テーマを編集しても親テーマには影響が無い
- カスタマイズで使用したコードの管理が楽になる
- 親テーマをアップデートしても、子テーマには影響が無い
この記事を書いた少し前にもマナブログコピーのテーマに大きなアップデートがありましたが、やっぱりアップデートがあったら自分のブログに反映したいですよね。
アップデートしたら「せっかくカスタマイズした内容が全部消えた…」なんてことにならないためにも、まずはカスタマイズをする前に子テーマを作るのがオススメです。
子テーマの作り方
① 子テーマ用フォルダを作成
まずは manablog_child
などの名前をつけたフォルダを作り、その中に style.css
と functions.php
ファイルを作成します。

ここではフォルダ名を「manablog_child」としましたが、名前はお好みで変更してもらっても大丈夫です。
② style.css を編集
WordPressでは manablog_child
という名前のフォルダを作っても、フォルダ名から子テーマであることを自動で認識してくれません。
子テーマとして認識させるために、次のコードをstyle.css
に追加します。
@charset "UTF-8";/*Theme Name: マナブログコピー子テーマTemplate: mblog_ver3 ← お使いのマナブログコピー(親テーマ)のフォルダ名Description: マナブログコピーの子テーマです*/
注意して欲しいのが、上のコードの Template:
部分です。
テーマが壊れてもユーザーに見えることはないけど、「テーマが壊れています」という感じのエラーが管理画面のテーマ一覧で表示されるよ。
③ 子テーマをサーバーにアップロード

ここまでできたら、FTPなどを使って作成したフォルダをアップロードしましょう。
うまく子テーマが表示されれば、これで完成です!
子テーマを認識してくれない(壊れている)とき
Template: の箇所が原因かも
子テーマを認識してくれないときや、テーマが壊れていると表示されるときは、子テーマのstyle.cssに書く Template:
の箇所が原因かもしれません。
Template:
の箇所には、**親テーマのフォルダ名**を書く必要があるので、子テーマをうまく認識してくれない場合には、こちらをチェックすると解決するかもしれません。
/*Theme Name: ...Template: mblog_ver3Description: ...*/
※ この記事を書いた時点では、マナブログコピーはver3まで公開されていたのですが、フォルダ名が mblog_ver3
なので、下のコードの Template:
も mblog_ver3
にしています。もしマナブログコピー(親テーマ)のフォルダ名が mblog_ver3
以外の名前になっていたら、子テーマの Template 部分も別の名前にしてください。
それでもうまくいかないとき
それでもうまくいかないときは、以下をチェックしてみてください。
- Template: の後は親テーマの「フォルダ名」になっているかチェック
- 親テーマのフォルダ名に、半角などのスペースが入っていないかチェック
- 親テーマのフォルダ名と Template: の後に大文字、小文字の違いはないか
- Template: の後などに全角スペースが入っていないかチェック
- utf-8 で保存されているかチェック
UTF-8で保存するには
もしstyle.css
などのファイルをutf-8
で保存されていないかも…と思える場合には、SublimeText のようなテキストエディタで「別名で保存」すれば、utf-8
の形式で保存できると思います。
Sublime Textなら Save with Encoding
でwith BOMでない方のUTF-8を選択します。